働き方改革 長時間労働の是正と生産性の維持って可能か?

働き方改革の問題点 長時間労働の是正と生産性の維持って可能か?

先の大手企業で起った長時間労働による過労死などの問題から、長時間労働を是正する動きが活発化してきております。一昔前までは、新宿や品川辺りのビジネスビルは、不夜城の如く一日中電気がついていて、イルミネーションのような街並みでした。しかし、最近は20時以降は残業禁止というように、会社規模で長時間労働を抑制している企業が増えてきました。また、プレミアムフライデーや時差Biz、テレワーク・デイなど、働き方を変える試みを政府や自治体主導で行われるようにもなってきております。しかしながら、今まで長時間労働で生産性やサービスを維持・向上をしてきた企業の運営は、本当に長時間労働の是正を行えるのでしょうか?長時間労働の問題と生産性の維持について、考えてみましょう。

長時間労働の問題

長時間労働で維持してきた生産性やサービスを、時間短縮で行うためには、労働者の質を上げるか、労働力を機械化するか、労働者を増やす以外に方法はないのではないかと思います。人を入れ替えることは出来ませんので、足りなくなった労働力分は、機械化するか増員するしかないのではないでしょうか?しかし、労働者を増やしたところで、教育などに時間もかかると思いますので、生産性やサービスを維持に繋がるとは思えません。最近、私の会社に来る営業マンに話を聞いてみますと、その答えが解りました。殆んどの営業マンが口にするのは、会社は遅くとも21時くらいには退社するそうです。しかし、やり残した仕事は、家に持ち帰って行っているのです。これでは、長時間労働を是正したことにはなりません。ただ単に、事務所で仕事をしていないだけなのです。仕事を家に持ち帰って行っていますので、見かけ上の時短にはなっていますが、考えようによっては、サービス残業と同じようなもので、グレーなやり方と思います。

生産性を維持するためには

上記で述べたように、退社はしますので長時間労働の是正のようには見受けられますが、家に持ち帰って仕事をこなしておりますので、生産性は維持される形になります。経営者は、『早く帰っても良いが、生産性を落すことは出来ない』と言います。社会的に、長時間労働は是正されているように見えておりますが、実態との乖離の大きさに驚きを隠せません。帰宅後の労働は、当然の如く労働時間にカウントされませんので、あたかも生産性は維持どころか向上したように見えるのです。テレビの特番などで、『長時間労働の是正に取り組み、仕事の効率化を考えたら、生産性の向上に繋がった』なんて言っていた番組を思い出します。労働時間を短縮して生産性を維持・向上させるためには、他の労働力(機械化)にするか、労働人口を増やす以外に方法はないと思います。

≪まとめ≫

長時間労働を意識的に短縮することは、労働者の健康のためにも、非常に良いことと思います。また、労働環境の整備ややり方の改善によって、労働時間の短縮を考えることも非常に良いことと思います。但し、見せかけの労働時間短縮は、労働者の負担増になり得ますので、いずれ大きな問題となって、帰って来ると思います。労働者の質的向上やIT技術の取り込みなどによって、結果として、長時間労働の是正に繋がるようなモデルケースが、早く出来て欲しいものです。

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