派遣社員の労働保険について

労働保険とは?

労働保険とは、雇用保険と労働災害保険からなる労働者の生活を安定させるための保険制度です。
加入条件を、下記のように説明をします。

雇用保険の加入条件

雇用保険の加入条件は、社会保険より比較的緩い条件となっております。このことを利用して、雇用保険だけ加入して社会保険には加入しない事業主なども良く見受けられます。
特に、特定派遣事業者の認可を受けていて契約社員として派遣するケースに見受けられました。
雇用保険の加入条件を下記に記しますので、社会保険との違いに注意して下さい。

1.契約上の1週間の労働時間が20時間以上である労働者であること

2.31日以上継続して雇用されることが見込まれている労働者であること

企業の経営者でなければ、上記の2条件を満たすことにより、雇用保険の加入は義務化されております。
派遣会社は、最寄りのハローワークに申請をして雇用保険に加入しなければなりません。
退職をしたり、派遣社員等で契約満了となって、失業状態となった時に、失業保険を請求できますので非常に大切な保険です。
負担額も、労働者は総支給額の4/1000を負担するだけで、事業主側の7/1000より軽減されております。
万が一の時に、この保険制度は本当にに大切な保険となっておりますので、派遣会社に登録する際は、必ず確認をするようにしましょう。

健康保険と厚生年金は、加入すると事業主は保険料の半額を負担しなければなりません。
雇用保険は事業主側の負担率が更に高いのですが、金額的には社会保険の比ではないため、雇用保険だけ加入して社会保険は加入せず、健康保険と年金保険は本人任せ(国民健康保険と国民年金保険)にするようなブラック企業もありますので、注意をして下さい。
因みに、国民健康保険と国民年金保険は、全額本人負担となります。
派遣社員でも、上記の条件を満たしていれば、派遣会社が社会保険も労働保険も加入をする義務があります。
派遣社員として仕事が決まった際は、雇用の契約として『雇用契約書』や『就業条件明示書』に互いに署名捺印を行います。
この書類に、各種保険の加入条件が記載されておりますので、必ず確認をして下さい。その他の就業条件もこの書類に記載されますので、必ず確認をしてから契約をするようにして下さい。

労働災害保険って?

労働災害保険は、事業主が一人でも労働者を雇い入れたら加入しなければならない保険です。
この保険制度は、全ての労働者に与えられた制度ですので、派遣社員でもパート、アルバイトなどの雇用形態、雇用期間を問わず適用されます。
労働災害保険の料率は、職種によって変わりますが、一般的には総支給額の3/1000で事業主が全額を負担します。労働者側の負担はありません。

派遣社員の契約満了時の優遇措置

派遣社員が契約満了で失業を止む無くされた時、失業給付の待期期間が自己都合の場合とは違い、給付制限がなくなったり待期期間が7日間になる場合があります。
詳細は、別の回でお話致します。

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